お葬式に欠かせない香典の豆知識

一般的なお葬式に参列する時、香典を欠かすことはできません。中高年層であれば香典の正しい書き方などはわきまえているものです。しかし若い人はお葬式における香典のマナーを正しく身に着ける機会は少ないために、香典のマナーを理解していないこともあります。悪気はないのに知識がないばかりに人間関係が悪化することもありますので、最低限の知識を身に着けておくことが大切です。

意外に思う方もいるかもしれませんが、現在ではお葬式の際に香典に入れるお札は古い紙幣である必要なないとされています。昔は古いお札が常識でした。しかしこだわる必要はないという考え方や、会計係や遺族が管理しやすい新札の方が親切だという考え方が浸透して、現在では新札はタブーではありません。ただ地方のお葬式では依然としてそういう風習は残っているケースもあるので、心配であれば新札に少し折り目をつけておけば安心です。

香典袋はコンビニなどで簡単に手に入ります。あらかじめ印刷してあるタイプもあり基本的にはこれで十分です。ただ深い親交があった方の場合は心を込めて自筆する方がよいこともあります。水引についても同様で、昔のように悩まずに済むように、出来上がった状態になっているものが多く、これを利用すれば安心です。唯一注意するべきことは、蓮の絵が入ったものは仏教色が強いので、神道やキリスト教のお葬式にはなじみません。

香典の常識やマナーは昔は厳しく言われたものですが、最近はそうした習俗に縛られるよりも心を込めて見送ることに専心したほうがよいという考えも広がっています。一方で、伝統的なお葬式のマナーや常識には歴史や必然性があるという考えも尊重しなければなりません。どちらが良い、悪いということではなく、いろいろな考え方を認め、それぞれの立場から故人を見送るというスタンスが求められます。